先日、とある企画の撮影で我が愛機を連れ出した。昨年の夏頃から不調続きだったのを騙し騙し乗っていたが、この撮影が終わったのを機に掛かりつけのショップに入院させた。これまで十数年、乗りっぱなしにしてきたのでO/Hもやむなしと覚悟している。

この日も着用したOxford Black ROはまだまだへたる気配もないが、いつかはH-Dと同じようにリペアで復活させられると思うと、遠慮なくヘビーユースできる。使い捨てではなく、修繕を繰り返して長いときを共にするものには必然、深い愛着が湧くものだ。このOxfordもバイクと同様に、僕の人生の一部となっていくに違いない。
ROLLER magazine / KSK
photo: Kentaro Yamada