all photographs:Kentaro Yamada
熱狂渦巻く横浜HRCSでの4Q FOREMANのローンチを見事にメイクしたMax Schaaf。まだ興奮冷めやらぬ翌週12月3日、パートナーのRachelと連れ立って鎌倉BLUE GROOVEに向かった。目的は気心知れた日本のバイク仲間と日帰りツーリング。今回の来日でMaxが最も楽しみにしていたイベントだ。BLUE GROOVEの店主・矢代貴充が用意したCone Shovelのチョッパーに乗りRachelとタンデムで路上へ。当日は晴天に加え小春日和という絶好のコンディション!御一行はビーチサイドの134号線で西湘バイパスを目指す。穏やかな太平洋を望む西湘バイパスを流すことしばし。早川ICで降りて箱根ターンパイク へ。紅葉で色づく木々の合間を通るつづら折れのワインディングを、古き良き時代のアメリカで生まれたH-Dでかけ上げる。箱根大観山の頂上にあるスカイラウンジでしばし休憩。ターンパイク を含めクルマ/バイクの走り屋の聖地として名高いが、箱根の絶景を四方に見渡すことのできるスポットとしても有名。富士山や芦ノ湖はもちろん、天気次第で初島や大島、三浦半島から房総半島までが一望可能。ちなみに標高1101mあるので、下界の気温とは比較にならぬほど涼しい。
山頂付近は雲がかかり、残念ながら富士山は姿を隠していたが、芦ノ湖をバックに7台で記念撮影。
日本屈指の景勝・箱根をH-Dの上から堪能したMaxとRachel。絶景を目にしっかりと焼き付けて山頂を後に。昼飯を求め下山せり。
この日のランチはBG矢代貴充がレコメンドした小田原漁港にあるその名も“魚市場食堂”。相模湾で採れた新鮮な魚介を手頃な値段で楽しめる知る人ぞ知る名店とのこと。
人気店ゆえ多少の並びはあるものの、鮮度もボリュームも申し分なし!SF湾を擁するベイエリアの住人Max とRachelは魚介類に目がなく寿司や刺身も大好物。そんなふたりも小田原屈指の刺身定食に舌鼓を打つ!
MAX and 4Q BOOT BOYS!!
バイカーにとって“RIDE”とは単に目的地への移動にあらず。“走る”というその行為自体が目的なり。
晴天とはいえ師走である。山間部は気温も低くしばらく走ると手足がしびれてくる。そんな頃合いを見計らったようなタイミングで、BG矢代貴充は峠の麓の粋なお茶屋へ我々を先導した。五臓六腑に染み渡る甘酒。その滋味にMaxとRachelも感動せり。
団子と甘酒のオヤツで冷えた身体も温まりご満悦の勘一とお宮。終着地となった“甘酒茶屋”でラストショットの後、別れを惜しみながらMaxは言った。「天気だけでなくルートや距離、スポット、参加者を含め全てが完璧なライドだった。バイクを用意してくれたTaka、共に走ってくれたみんな、そしてこの機会を与えてくれたWHITE’S JAPANに改めて感謝したい———」。かくして鎌倉〜箱根〜小田原を走破した日帰りツーリングは無事終了。翌日MaxとRachelは思い出を胸にOaklandへ飛んだ。
後日このレポートを編集/執筆するにあたりMaxと連絡を取ったが、その際今回のツーリングの名称としてMaxが地元Oaklandで不定期開催している“69 MILE RIDE”の日本版、“69 MILE RIDE IN JAPAN”はどうだろうと打診すると、That’s Cool!とふたつ返事。さらに来年も異なるルートで“69 MILE RIDE IN JAPAN Vol.02”を開催しようと盛り上がった次第。
「HRCSでブースに来てくれたみなさん、ありがとう!4Q FOREMANをじっくりと楽しんで下さい。残念ながら横浜に来れなかったみなさん、全国のディーラーでも購入可能です。まずは最寄りの店舗で試着して下さい。とにかく履き易く値段も手頃だからきっと気に入ってくれるはず」。Maxはこう続けた。「4Q CHUKKA や4Q FOREMANに匹敵するモデルを開発するのは容易じゃないが、チャンスを与えられた以上、それに対し120%で応えるのがオレの流儀。実はすでに次作のアイデアも練り始めている。具体的にはまだ言えないが、2020年の“4Q×WHITE’S”では 核になるブーツ以外のアイテムも思案中だよ———」。Oaklandの雄、かく語りき。
END