DIARY

MP SERVICE BOOT

By 2021年3月10日 No Comments

久しぶりの登場となるMILITARY POLICE SERVICE BOOTだが、手に入れて3年目。その間ことある度に足を入れていたので、気付けばなかなか良い面構えになっていた。

2017年にWHITE’S BOOTSのラインナップに加わったMP SERVICE BOOTは、US ARMY に所属するMP=憲兵たちに愛用された質実剛健なサービスシューズをモチーフに、最上のマテリアルをBarrie Dress Lastと呼ばれる専用木型を用いてクラシカルかつジェントルに仕上げた意欲作だ。

 

爪先に配された補強のTOE CAPはクラシカルな意匠としても有効。名門HORWEEN社が手掛けるクロムエキセルレザーを採用し、足馴染みも抜群! 履き込むほどに茶芯が見え隠れする独特のエイジングもいとおかし。

ワイズからつま先へシェイプされる繊細なシルエットは“Dressy”と形容してもいいだろう。ちなみにWHITE’Sならではのフィット感を生む“Arch Ease”は非採用で、ゆえにクセのないニュートラルな履き心地となる。個人的にはカジュアルもドレスアップもこなすWHITE’S随一のユーティリティモデルが、このMILITARY POLICE SERVICE BOOTだと思っている。
ソールは英国ラバーソールの老舗Harboro Rubber Co.きっての名作DAINITEで、スタッド型の凹凸が目を引く独特の意匠が特徴。1910年にデザインされ今も作り続けられる同社のマスターピースで、いかなる路面状況でも高いグリップ力を発揮し、かつ歩き易いのが美点。

ビジネスから冠婚葬祭、バイクライドにも活躍するブーツなんて、他にあるだろうか。