DIARY

20 MONTH AFTER / 4Q FOREMAN

By 2021年3月31日 No Comments

1年のうちで最も気持ちの良い季節。

東京の桜もいよいよ満開を迎えている。桜舞い散る細道を、すっかり馴染んだ4Q FOREMANと共にパトロール。

思えば2019年の初夏に手に入れて以来、仕事orプライベート、バイクライドと徹底的に履き倒した約20ヶ月。気付けばピタリと足に馴染み、ご覧の通り非常に良い塩梅に”味”が出てきた昨今。Calif. Oaklandを拠点とするプロスケーター/カスタムビルダーMax Schaafが、名作4Q CHUKKAに続きWHITE‘S BOOTSと共に捻り上げたシグネチャーモデルの第2弾。ライトでクッション性の高いクリスティーソールや、米国オーソライト社のインソールを標準装備し、前作より軽快に設定された履き心地が真骨頂だが、レースアップ・ブーツならではのフィット感はBikerに大きなアドバンテージとして歓迎された。

我が4Q FOREMANが見せてくれたこの味わい深い経年変化は、このモデルが採用したアメリカ・シカゴの老舗タンナーHorween Leather CompanyのオイルレザーChromexcelの恩恵に他ならない油分の保有率が高く防水/耐久性に富み、その上馴染み易いというブーツには正に三拍子揃った秀逸なマテリアルだ。“丘染め”と呼ばれる革の表層のみを着色する染色方法のため、他のオイルレザーと比べキズが付きやすく、特に黒革の場合はそのキズの下から地色が出易いものの、これを“茶芯”と呼び「テイスティなエイジング」と称賛するレザーマニアは少なくない。