DIARY

SEMI-DRESS 

By 2020年2月12日 No Comments

アメリカンメイドのワークブーツの最高峰といえばSMOKE JUMPERだが、WHITE’S BOOTSが誇るこの看板と双璧をなすモデルがSEMI-DRESS だ。ワークブーツとドレスシューズのハイブリッドともいえる意匠が与えられたモデルで、なんと1930年台からラインナップされるWHITE’S BOOTSのマスターピースである。過酷な現場で真価を発揮するSMOKE JUMPERに対し、SEMI-DRESS はデスクワーカーをターゲットに開発、医者や弁護士にも重宝されたと言われている。ワークとドレスの中間的存在ゆえ、営業職や接客業でも違和感なく着用できる万能種といえよう。

 

アッパーレザーとシングル・ミッドソール、VIBRAM社の#700ソールをハンドソーンウェルテッド(手縫)とステッチダウンを駆使、ガッチリと縫い上げるのがWHITE’Sの流儀。コバのダブルステッチは必然からなる機能美に他ならない。ソールはVIBRAM社の#700ソール。シチュエーションを問わず足元をサポートしてくれるオールマイティーな選択。ラストは#55で程よい高さのヒールがジェントルなデザインを際立てる。アーチイーズの効いた履き心地もWHITE’Sならでは。

以前から気になっていたSEMI-DRESS だが、2020年を迎えたタイミングで遂に手に入れた。ご存知の通り、色/素材/ソール/ディテールまで細かなオーダーも可能なWHITE’Sだが、日常でもライドでも使い勝手の良い定番5インチ、カラーは馴染みの良いクロムエクセルのバーガンディカラーを選択。春を目前に、今からじっくりと履き込んでみようと思っている。