まだ梅雨明け宣言こそ出されていないものの、関東では太陽がギラギラと照り付ける夏日が続いている。梅雨の長雨で延期になってしまっていた諸々を消化すべく、まだ7月とは思えぬ猛暑の中、溜まっている取材をこなす日々だ。
photo: Kentaro Yamada
雑誌編集と言えば聞こえは華やかかも知れないが、その実情は汗水垂らして奮闘するハードワーカー。エンジンを掛けて乗り入れができないロケーションで撮影をするために、ひたすらバイクを押すことも日常茶飯事だ。
そんな取材時にいつも足元を守ってくれるのは、我が相棒たるOXFORD BLACK ROUGHOUT。堅牢極まるコンストラクションで足全体をしっかりと支持してくれるのはもちろんのこと、やや控えめとはいえ伝家の宝刀“アーチイーズ”が足裏からホールドを強めてくれ、ぐっと踏ん張りが効くのはバイクを取り回す際に非常に助けられる。
photo: Kentaro Yamada
走行撮影時には乗り慣れないカメラマンの車を運転し、交通状況を見極めながらの繊細なアクセルワークが求められるが、このときも靴としての剛性の高さが功を奏する。以前にも触れたように車両からのフィードバックと自身の感覚がダイレクトに繋がるので、思うままの操作が可能なのだ。これには二輪も四輪も変わりはない。
photo: Kentaro Yamada
毛足の長さにムラを残したラフアウトゆえ、傷が目立ちにくいのもこのモデルの特徴だ。ダメージに臆することなく酷使できるのは、車体との接触や擦過で知らぬ間にブーツを傷付けてしまうバイク乗りにとっては大きなアドバンテージだろう。
ROLLER magazine / KSK