前々回のブログで告知した通り、去る11月21日〜22日の両日、“100 WHITE’S BOOTS MFG.”の実演販売がSTUMPTOWN銀座で開催された。
“100 WHITE’S BOOTS MFG.”とは、WHITE’S BOOTS公認のブーツビルダー新城将也氏を核とする新機軸で、150年の歴史を従える米国最高峰のブーツカンパニーWHITE’Sの伝統と日本の靴職人の哲学を、一足のブーツに融合させるプロジェクトとして2019年にスタート。既存のワークブーツファンだけでなく、目の肥えた靴マニアにも注目されるWHITE’Sのニューラインだ。
展示会の目玉はなんといってもビルダー新城将也氏によるデモンストレーションだ。普段は決して見られない製作工程の一部を実演。さらに作業の合間には熱心なオーディエンスからの質疑応答にも快く対応していた。デモで使用したツールは本人が普段工房で愛用するものを持参。
手練ビルダーによる妙技が手の届く位置で見られる幸せよ!! これほどカスタマーエクスペリエンスの高い展会は稀である。
100 WHITE’S BOOTSは100%ハンドメイドによるエクスクルーシブモデルゆえ通常は受注生産だが、このイベントのためW100 Y-TIPが数量限定でストック、マイサイズに出会えた幸運な来場者たちに即売された。
サンプルとして展示されたこの一足は、新城将也氏が本家スポケーンファクトリーの恩師と共に試行錯誤の末に捻り上げたW100 Y-TIPの記念すべきファーストサンプル。
熟練のクラフトマンの手作業が織りなすタフネスとエレガントな佇まい———すべては他の追従を寄せ付けない極上の履き心地に帰結する。百聞は一見にしかず。100 WHITE’S BOOTSのファーストモデル、STUMPTOWNでのご試着をオススメする。