DIARY

SMOKE JUMPER

By 2019年1月23日 No Comments

カリフォルニア——米国西海岸に位置する日本でもお馴染みの州だ。

太平洋を臨む温暖なエリアというイメージの一方

昨今は大規模な山火事でも知られる。

地球規模の温暖化の影響とも懸念される深刻な災害だが

ラスベガスを擁するネバダ州の砂漠地帯も

沿岸のCalif.を徐々に蝕み、その面積を拡大しているという。

 

 

昨年ノーザン・カリフォルニアで発生した「キャンプファイア」と呼ばれる森林火災は

行方不明者631人、死亡者63人を数え、1万2000棟の建物が被害を受けた

“史上最悪”の山火事と評されるが

その裏ではカリフォルニア州全体で9400人もの消防士が

命懸けで消火活動に尽力している。

その中に市街地から遠く離れた山間部で発生する火事に目を光らせ

万が一発生したら誰よりも早く現場に赴き火災が拡大する前に

消火活動を遂行する特殊消防士がいるのをご存知だろうか。

 

 

通報が入ると瞬く間に装備を揃え出動するが

彼らが乗り込むのは、消防車にあらず。

そもそも道すらない山間部が火災の場合

飛行機で火事場の上空へ赴き、そこからパラシュートでダイブして消火活動に挑むダイハード。

ひと呼んでSmoke Jumper——。

 

 

 

そんな特殊消防士から絶大な信頼を得るのが

WHITE’Sが誇るレースアップブーツ

その名も“SMOKE JUMPER”だ。

百年超の歴史を従えるブーツの名門のラインナップでも

圧倒的な知名度を誇るマスターピースで

厳選された素材と最高の技術を持つ職人のスキルによって生産されるそれは

他の追従を許さない圧倒的な完成度とタフネスを誇る。

ギミックや見栄えなど入り込む余地のない

火事場でのライフセービングギア。

それが“SMOKE JUMPER”の存在意義だ。

最高峰の品質を謳う“SMOKE JUMPER”は、値段もハイエンドである。

しかし消防士を筆頭に森林業やハンター、建設労働者など

足元の揺らぎが自らの命に関わる現場の男たちは

“SMOKE JUMPER”に絶大な信頼を寄せる。

非常時にそのスペックを発揮する“SMOKE JUMPER”ゆえ

街ではオーバークオリティかもしれない。

しかしBikerのライフスタイルを鑑みるとピタリとハマる気がする。

 

かくして目下、仕事/プライベートを問わず履き慣らし中だが

その履き心地はやはりハード。だがしっかりした“芯”のある

フィーリングと、程よい重量感が不思議な安心感を与えてくれる。

足に馴染むにはもう少し履き込む必要があるけれど

Calif.の勇敢な消防士たちと同じブーツを履いているだけで

ちょっと誇らしい気分になるのもポイントだ。