コロナ禍の世をかいくぐるように、感染拡大防止の配慮を踏まえつつ、ROLLER MAGAZINE vol.35の取材を進めている。ご時世ゆえ、屋内でのスタジオ撮影を廃し、屋外ロケに統一。全国各地のシューティングスポットをどれだけ抑えているかも、編集者の技量なり。
日本が世界に誇る旧車の殿堂、大阪のSEMBA MOTORSのファクトリーを訪問。マニア垂涎のヴィンテージH-D がそこかしこに鎮座する。
アルミ鋳造のシリンダーヘッドからなるOHVエンジンと、油圧テレスコピック機構のフロントフォークを標準装備する1951年式のHydra-Glide。戦後アメリカのマスプロダクトの傑作と評されるHarley-Davidson の名作。現車には往時のアフターレーベルB&H社のFoot Sifterが装備されていた。
ヴィンテージH-Dの中でもつとに人気が高く、最も高価なプライスタグが掛かることでも知られるKnuckle Headを野外撮影。排気量61cu.in=1000ccの排気量のOHVエンジンを搭載するModel ELで、1946年前期に生産された希少なヘリテイジ。
何かと見通しの聞かないご時世ではあるけれど、揺らぎない旧車”愛”を推進力に、ROLLER MAGAZINE Vol35、鋭意製作中です。太平洋を挟むOaktownのMax SchaafもまたCOVID19の影響化にあるが、不自由な日常を強いられながらもガラージにこもり、変わらずヴィンテージH-Dと対峙している。そんな様子も本誌Vallejo支部の写真家KEN NAGAHARAのレポートでお伝えする所存。乞うご期待!
ps 次号より誌面のリニューアルを予定しているが、その詳細はこのブログで追ってお伝えします。