去る10月25日、爽やかな秋晴れに恵まれた神戸市。異国情緒漂うこの港町の国際展示場でNEW ORDER CHOPPER SHOWが開催された。コロナ禍の影響で今期は国内外含めほぼ全てのイベントがキャンセルされたが、2020年も終盤に差し掛かかり、徐々にではあるが地方都市の関連行事が手探りで再開を試み始めているが、その真打と言えるのがこのショーだった。
関西圏では屈指の規模を誇るカスタムバイクの祭典も、ご多分に漏れず一時は開催が危ぶまれたが、日程を見直し、入念な事前対策を踏まえてなんとか開幕に漕ぎ着けた。実はこのカスタムショー、毎年8月に開催されるのが通例でROLLER/ RIPPER編集部は締め切りの都合上エントリーできなかったが、今期は10月開催となり初エントリーと相成った次第。取材/撮影はもちろん、ブースでのサポートTEEやバックナンバー販売も予想を上回る盛況だった。
主催者・清水重貴は神戸市で英国車をベースとするチョッパー専科CORE MACHINEを営むビルダーだ。賛否両論の中で自分と同じカスタムを生業とする全国のビルダーたちの晴れ舞台を絶やさず、停滞するシーンを少しでも進めたいという使命を胸に、様々なハードルを乗り越え開催に漕ぎ着けた功労者である。
終日好天に恵まれたこともあり、蓋を開ければ広大なパーキングエリアも溢れんばかりのモーターサイクルの数。かくして盛況のうちに幕を閉じたNEW ORDER 15th。締め切りのスケジュールさえ許すなら、来年も再エントリーしたいカスタムショーである。たとえ今バイクを所有してなくとも、WHITE’S BOOTSに興味を持つアナタならきっと楽しめるはず。