DIARY

ARCH EASE

By 2020年2月26日 No Comments

ROLLER#34の締め切りをなんとかサヴァイブし、新たな愛機69XLCHと共に街へ。Tillotson 製のダイアフラム式キャブレターに Fairbanks製マグネトーというこの年式ならではの“クセモノ”のセットアップも、外気が15度近くなると始動がずいぶん楽になって。冬季走行の必需品であるヒートテックやマフターの類が必要ないのも、気分を軽くする要因だ。

交通量も多く排気ガスにまみれたなんの見栄えもしないこんな道ですら、走れば気持ちが良いのだから、これはもう完全に病気なのだろう。手元に来た時より不動のタコメーターも、原因を探ってリペアするつもり。田口 悟がディレクターを務める原宿CHALLENGERの10周年記念で製作された有田焼のタンクキャップもチャームポイント。

東京の梅も満開。桜がほころび始めるのも時間の問題だろう。巷を賑わすウイルス問題が大事にならなければ良いが………

「春」という瞬く間の季節を全身で体感したいなら、オートバイの右にでるものはないと断言したい。

今年に入りおろしたSEMI-DRESSだが、これが想像以上に調子が良い。ジェントルな見た目もさることながら、特筆したいのはほかでもない、その履き心地である。

WHITE’Sの大きな特徴であるARCH EASEのインソール形状が視認できるブーツ断面に注目されたし。SEMI-DRESSに採用された#55のラストもほぼこのカットモデルと同様の形状で、インソールが土踏まず付近で盛り上がっているのがわかるだろうか。これが足裏にフィットして快適この上なく、病みつきになる履き心地を生み出すのだ。ブーツ好きでWHITE’Sを未体験の方、一度騙されたと思ってお試しあれ。好相性の人は“眼から鱗”である。