世界中で猛威を振るうCOVID19の影響であっけなく一変した日常。地球上の英知を集結したところで、いまだ収束への道筋すら見いだせないという現実。新緑の芽吹く春の日に思う諸行無常。
フリーランスの編集者という職業柄、電車通勤はないものの、取材予定だったイベント/レースはほぼ全てキャンセルに。少なく見積もっても夏までは全く目処が立たない。取材ができないということは、記事が作れないということ。記事がなければ出版もできず、それは食いっぱぐれることと同義。やむなく展示会を中止したクライアントのアパレルブランドや営業を見合わせている馴染みのバーなど、身近を見渡しただけでも、すでにダメージを受けている友人/知人がいる。そしてその余波は遅かれ早かれバイク業界にも影響を及ぼすだろう。
この悪夢のような現実を目の当たりにして自分ができることは、不要不急の外出を控え、1日も早い収束を祈ることだけなのだろうか。仕事、家族、仲間、趣味、生活。そして自らのあり様を改めて自問する日々が続く。