DIARY

FOR RIDE

By 2018年10月29日 No Comments

 

ファッションやトレンドを演出する選択肢としてもポピュラーになり、今や完全に市民権を得た感もあるブーツだが、

バイカーにとってそれは昔から切っても切れない存在だった。乗車時における不慮の事故の際、

むき出しの身体を守るのはヘルメットにグローブ、そしてブーツに他ならない。

常に路面に1番近い位置にあり、かつブレーキやシフト/クラッチペダルの操作を強いられるバイカーの足元は、

日常生活ではまず起こり得ない過酷な状況に常に晒されている。

蛇足だがボク自身、VANSなどのスニーカーでライドすることもあるが、

始動時毎のキックスタートの負荷や飛散したオイルによる汚れも加わり、切なくなるほどに消耗は早い。

バイクのライディングとは、それほど靴に負荷がかかる行為なのである。

 

その点、過酷な環境での着用を前提とする堅牢なワークブーツは、

バイカーの末長い伴侶としてポテンシャルを発揮してくれる。

事故でダメージを負う確率が高い足元の保護だけでなく、ライディング時の防風/防水から、

確実な運転の要となる足裏のグリップなど、ブーツから得るアドバンテージは計り知れない。

かくしてバイカーは、タフな扱いでもへこたれず、小傷やシミも色気となるブーツを選択するのだ。